TDSとGHの関係:KENT R/O Right と セラ ミネラルソルト の比較実験

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KENT R/O Right セラ ミネラルソルト

低pHと低硬度についての考察(まとめ):硬度が低過ぎるのはやっぱりダメですね」に書いた通り、現在、硬度(GH)を少し上げて様子を見ているんですが、適切な水質の水を作るためにRO水に添加している KENT R/O Right と セラ ミネラルソルト、ミネラルの配合割合が違うからなのか、狙ったTDSとGHにかなりの差があることが分かりました。

KENT R/O Right を入れて TDSが100ppmを超えても GHが 1未満(計測不能)にしかならなかったことをきっかけに、何をどれくらい入れると どれくらいの TDS, GH になるのか、RO水(TDS=0,GH=0)を使って実験した内容を紹介します。

まずはそれぞれの製品の仕様を知るため、GH を 0 → 2 にするのに必要な量を測定しました。

対象 RO水 20L RO水 20L
製品名 KENT
R/O Right
セラ
ミネラルソルト
添加量 45.0ml 1.5g
TDS 210ppm 61.5ppm
GH 2.0 2.0

うん、やっぱりね、という感じですね。

KENT R/O Right だけを使って GHを 2 にすると、TDSが 210ppmにもなってます。

セラ・ミネラルソルトだけを使って GHを 2 にした場合は、TDSが 61.5ppmにしかなりません。

(ちなみに ウチの地域の水道水は GH=4 で TDS=85ppm)

TDSと硬度はだいたいは比例すると思っていましたが、実際は 含まれている成分によって全然変わってきますね。

ご存じの通り GH値はカルシウム(イオン)とマグネシウム(イオン)の総量なので、KENT R/O Right にはそれ以外の成分(微量元素など)が多く含まれているとも言えます。

逆に言うと、セラ・ミネラルソルトや水道水には KENT R/O Rightと比較して カルシウムとマグネシウム以外の成分は少なめ、ということですね。

今まで、計測の容易さから TDS計ばかりを使っていて、TDS値を見て GH値を推量していたんですが、全然見当違いでした。

エビ類の飼育・ブリードでは TDS計を使え、とよく言われていますが、これはエビにとって非常に大事なカルシウム濃度の目安を知るのに TDS計が便利だよ、ということなんですね。

甲殻類と魚類では必要とするミネラルバランスは異なるはずなので、ウチの魚に対しては TDS値を総硬度(GH)の目安としていたのは適切ではなかったということです。

今回、2つの製品だけではありますが、上表のような「基準となる仕様表」が作れたので、「この2つの製品だけを使っている限りは TDS値をGH値に換算できる」というのは今後の水作りが非常にラクになります。

ただ、仕様表を見れば一目瞭然なんですが、GHを 2 にするのに KENT R/O Rightだけを使うと 45mlも入れなければならず、235mlボトル1本が 最安値でも 1,350円するものを 20Lあたり45mlも毎週入れていたら、これはタマリマセン。

ウチでは 週に100LくらいのRO水を精製しているので、KENT R/O Rightだけでやっていたら 45ml×5 = 225ml !!、毎週約1本 使うことになってしまい、コスト的に無理があります。

じゃあ、KENT R/O Right と セラ・ミネラルソルトをどれくらいの比率で混ぜれば、コスパ的にも成分の豊富さ的にもいいのか、という話しですね。

下表は「TDSがあまり高くなりすぎないように(=KENT R/O Rightの使用量を抑える形で) GHを 2 にしたい場合」の添加量を上の仕様表から算出したものです。
(混合比率の一例です)

対象 RO水(TDS=0) 20L
製品名 KENT
R/O Right
セラ
ミネラルソルト
添加量 6.75ml 1.28g
TDS 83.8ppm
GH 2.0

20LのRO水に、KENT R/O Right を 6.75ml、セラ・ミネラルソルト を 1.28g、入れれば、GH=2, TDS=約84ppm の水ができます。

KENT R/O Rightの量はいい感じに少なめなのでコスパ的にもいいですし、TDS=84ppm というのもいい感じです。

GHを 1 にしたい場合はそれぞれ半分、3 にしたい場合はそれぞれ1.5倍 入れればいいですし、GH値は固定して TDS値を下げたい場合は KENT R/O Rightの比率を少なくすればいいですね。
(混合比率を変える場合は 仕様表を基準として比例計算すればOK)

セラ・ミネラルソルトだけで GH=2 の水を作ってもいいと思います。

今回の仕様表を作るのは、少量添加→測定 を 2製品分繰り返すという かなり面倒な作業でしたが、やった甲斐がありましたね。

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iconKENT リキッドROライト(液体) 235ml
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iconミネラルソルト 270g 淡水用
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iconマーフィード ECO TDSメーター
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iconELOS アクアテスト GH
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