今回はコラム。
普段、人のことや人の行動などについてはブログ記事としては書かないんですが、思うところあって書いてみます。
自分の考えを文章にすることで頭を整理できるし、自分への戒めも含めて、ですね。
さて、
アクア系の話しをしていると、たまに「勉強になりますぅ!」「参考にしますぅ!」って言う人、いますよね。
で、しばらくしてまたお会いして話したときに、「なんだ、全然勉強してないし、参考にもしてないじゃん」ってなること、ありませんか?
私は結構ありますね。
実際、「勉強になりますぅ!」と言って本当に勉強してる人は今までお会いしたことないです。
最初のガッカリ感はかなりなものでしたが、こういうやりとりを何度も繰り返していると 「あ、これ、勉強するつもりもないし 参考にもしない、ってやつね」というように、言われたほうのダメージは少なくなっていくんですが、その人との距離は徐々に離れていきますね、残念ながら。
やはり、こういう言葉を決まり文句のように言われると あまりいい気持ちはしないですよね。
そういう人に限って「おー、いいこと聞いた、ラッキー」という雰囲気をあからさまに出しているし、まあそれはいいとしても、
自発的に何かを勉強しようとする気はサラサラ無い
というところが 生き物の命を扱う飼育者としてどうなのか、と思ってしまいます。
「参考にしますぅ!」の人も、良いほうに解釈したとしても
単に参考にしているだけ
なので、その人の飼育技術とか知識・経験値とかが上がるわけじゃないんですよね。
当然、本人は気付いていないんでしょうけど。
まあ、気付いてない人に対してどうこう言ってもしかたがないですし、他人の話しを元に本気で勉強するかどうか、そしてそれを行動に移すかどうかは本人の自由なんですけど、これがショップの店員/店長だったりすることもあるので この場合はちょっとアレですね。
生き物を扱うプロとしてそれはないんじゃないかと。
アマチュアにいろいろ教えてあげる立場のプロがそんな適当な商売のしかたをしてるんじゃ、そのショップには行きたくなくなっちゃいます。
逆に、本当に勉強しようと思っている人、参考にして何倍にもして誰かに返そうと思っている人は、そもそもそういう言葉(言い方)は使いません。
アクアリウムなんて分からないことだらけなんだから、自分が吸収できたらいつか誰かに還元しようという「みんなで情報共有しながらやっていきたいね」という姿勢がないと、そのうちにうまくいかなくなりますよね。
アクアリウムに限らず 社会生活全般が「お互い様」なわけで、その認識が抜け落ちたまま過ごしていると 結局 いつか自分に返ってくるものだと思うんですが…。
P.S.
今後も機会があればこういうことも書いていこうかなと思っています。需要があるかは分かりませんが。