ロリカリア:魚種に適した水流と口の形状について

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ロリカリア 水流 口 形

私が飼っている何種類かのロリカリア、それぞれ生息環境(川)が異なるので 水槽環境・水質などもそれになるべく合わせるようにはしているんですが、種類によっては広範囲に生息しているものもあり、なかなか詳しい情報が得られないことが多いですね。

「まあだいたいこんな感じかな」というように その魚の様子を見ながら試行を繰り返して、適した水質(pH, GH, …)、水流の強さなどを合わせていくのもまた楽しみの一つでもあります。

ロリカリアというと 強い水流を好む と思われがちです(私も当初はそう思っていました)が、やはり生息地によって全然違うということが 飼育していて分かってきました。

現在飼育しているロリカリアのうち、

  • ロイヤル・ファロウェラ
  • リネロリカリア・メリニ
  • リネロリカリア・ランケオラータ

の 3種で考えてみたいと思います。

ロイヤル・ファロウェラ (Sturisoma aureum)

ロイヤル・ファロウェラ sturisoma aureum 水流

リネロリカリア・メリニ (Rineloricaria melini)

リネロリカリア メリニ rineloricaria melini 水流

リネロリカリア・ランケオラータ (Rineloricaria lanceolata)

リネロリカリア ランケオラータ rineloricaria lanceolata 水流

水流の好き嫌い(=強弱)だと、おおまかには

  • Sturisoma属(ロイヤルファロウェラなど)
  • Rineloricaria属(メリニやランケオラータなど)

に分けられますね。

口の形がプレコやオトシンのように「吸い付く系」の形状になっているロイヤル・ファロウェラは、やはり強い水流が大好きです。

外部フィルターからの吐出口のすくそばに居たり、強めのエアレーションが当たる流木の上によく居ます。

もちろん、水槽内には水流の緩やかなところも作ってあげる必要はあり、エサを食べたり 休んだりというときは 流れの緩いところにいることが多いですね。

逆に、リネロリカリアのような「スカート状」の口を持つ魚種は、吸い付く力があまり強くないため、強い水流があると 流木の陰などの緩やかなところに隠れてしまいます。

メリニが居る水槽の水流を弱くしたら、隠れ気味だったのが 前面に出てくるようになりましたし、水槽内を動き回るのも多少活発になったような気がします。

ただ、ランケオラータに関しては 予想とちょっと違ったんですよね。

メリニと同じくらいの水流の弱さにしたら、活動量というか動きというか、なんとなく活発でなくなり 一箇所にジッとしているようになりました。

ロイヤル・ファロウェラほど強い水流ではありませんが、少し強くしたら(というか元に戻したら) エサへの反応なども元に戻りましたね。

ランケオラータの生息地は広範囲なので、地域差というのもあるのかもしれません。

確かに、メリニとランケオラータを比べたら、水槽面に吸い付いていたりするのはランケオラータのほうが多いですね、メリニは滅多なことでは吸い付きませんし。

上記3種で言うと、水流は、

強 ←─────────→ 弱
ロイファロ > > > ランケ > メリニ

という結果です。

私の場合は、上記3種はそれぞれ別の水槽なので調整するのは容易ですが、複数種の混泳水槽の場合は 種類によっては難しそうですね。

当たり前ではありますが、魚の様子を見ながらいろいろ調整することの大切さを再認識しています。

流量を落とさずに水流を弱める方法

流量を落とさずに水流を弱める方法(追記)

流量を落とさずに水流を弱める方法(追記-2:実例)

流量を落とさずに水流を弱める方法(追記-3):ナチュラルフローパイプの余ったコネクタの活用方法

ロリカリアに適した水質(pH,GH)について

ロリカリアの状態の見方:病気の早期発見

ロリカリア:ロイヤル・ファロウェラの産卵シーン(動画)

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流量を落とさずに水流を弱める方法(追記-4):上部フィルター編

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