水草水槽:底床の中の藍藻退治

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根張り

藍藻、イヤですよね。

底床表面にできるものは吸い出すことができますが、特に、底床の中(底床と水槽面の間)にできるものは吸い出すこともできないので困りますね。

藍藻の退治については、困っている人がかなり多くいるので、退治法や解決法などの記事も多くあります。

ただ、ほとんどは 底床表面や水草表面に付いた藍藻の退治方法の記事が多いので、ここでは底床中の藍藻を根本的に退治する方法を紹介します。(即効性はありません)

答えはカンタン、「水草の根を張らせる」+「止水にならないようにする」です。

藍藻が底床表面に付く原因は、水流不足 → 酸素不足 → バクテリア叢(ばくてりあそう)なし、そして、水草表面に付く原因は、水流不足 → 酸素・栄養不足 → 成長していない、なんですよね。

水流が酸素やミネラル・栄養をちゃんと運んでくれれば、そこに有機物分解バクテリアや硝化バクテリアなどいろいろなバクテリアが住み着きますし、水草も成長します。

そういうところには藍藻は付かないですね。

この理屈と同じで、底床内の藍藻も、底床内の水を動かしてあげればいいんです。

それには、水草の根元付近の水が動いていることと、水草の根がちゃんと活動していること(根酸を出して養分を吸いあげるなど)が必要です。

立ち上げ初期には底床表面や底床内に藍藻が出ることがありますが、根が張ってくると自然に消えます。

消えなければ、そこに根がない、または、新鮮な水が届いていない、ということになります。

薬品を注射器で注入して退治するという方法もよく紹介されていますが、根本原因の解決にはなっていないので、そのうちまた発生してくる可能性が高いですね。

薬を使うのではなくて、水草にやってもらいましょう。

一旦根が張ればあとはメンテ要らずですし、これがそもそもの姿ですから。

底床の中の水槽面内側には光が当るので、最初はどうしても出てしまうことが多いです。

私の水槽環境では、根張りのよいエキノやクリプトでも 根が底床全体に張り巡らされて藍藻が完全に無くなるまでに約1年かかりますので そこまではガマンですね。

綺麗にレイアウトされた水槽を目指している方々は、私のように水槽全体に水草を植えまくるという暴挙はできないでしょうから、どうしても「水草を植えない部分」ができますよね。

そういう場合は表面を水がよく通るようにしておくだけでだいぶ違ってくると思いますし、そこに水草を植えられなくても どこかの水草の根がいつかそこまで伸びてくるはずです。(1年ガマンです)