いままでの記事で、pHがどうこう、TDSがどうこう、と書いてきたんですが、このへんで(自分のために)まとめてみたいと思います。
- 脱窒作用を働かせて、硝酸イオン濃度を10mg/L前後に抑えている。
- 「魚が元気ならそのpHでいい」とは限らない。pHは適切に。
- 粘膜保護剤は重要。
- 定期的な水換えは「水質のリセット」が目的。
- 水質が適切かどうかは、魚や水草やコケが教えてくれるので見逃さないように。
- 水流は非常に重要。
- エアレーションは重要。
- エサは免疫力を上げるものを。また、酸化させないこと。
- 硬度(GH)やTDSが適切でないと浸透圧調整機能に負担をかけるので注意。
- 水槽の形が重要。(水の回り方)
など。
結局、「魚・水草・バクテリアにストレスをかけないように!!」ですね、全部。
「自然の環境になるべく近づけるように!!」と。
自分で書いてきてアレですが、まとめてみると、かなりエラそうなこと言ってますね、すみません。
一つ一つの記事を読み返してみると、それぞれは自分の思っていること・やっていることを書いているんですが、全体として見たときに「ストレスをかけていないか」「自然の環境に近いか」となると、できているとは言えないですね。
まあ、趣味として楽しんではいるので それはそれで満足していますが。
たまには(?)真面目に書いてみると、
この趣味を面白いと感じる理由は、「水槽の環境を通して自然(生物・物理・化学・…)を学ぶ」という「ゴールの無い “楽しい勉強”」だからですね。
同時にそれは「この趣味は永遠に楽しみ続けることができる」ことを意味していると思っています。「小さな地球」は永遠に完成しませんから。
P.S.
何十年もこの趣味の経験を積み重ねている知人・先輩達が、だんだんと水槽の本数が減る代わりにサイズが大きくなって、例えば「120~180cm水槽1本、水草かなり多めで魚はほんの少し、底床は砂利で何十年モノ」ってなっていくのが分かるような気がします。