水草水槽のレイアウトで 自然感を出そうとすればするほど、より人工的な感じが増して見えてきてしまう、というのは私だけでしょうか。
レイアウトコンテストに出てくるような作品は、それはそれで素晴らしく綺麗だと思います。
森をイメージしたものとか、切り立った崖をイメージしたものとか…。
ただ、スゴイなぁと思う反面、それだけ人の手が加えられているんだなと感じてしまうんです。
毎日トリミングとか 絶妙な施肥加減とか、いろいろ大変だろうなぁと…。
もちろん、それを趣味として楽しんでやっていることをとやかく言う筋合いはありませんし、個人個人、自分の好きなようにやればいいんですが、私個人としてはちょっと違和感を感じてしまう、という話しです。
この記事の冒頭で言っている「自然感」というのは「自然のミニチュア感」ですね。
大自然の景観の一部分を切り取ってサイズを縮小しているので「ミニチュア」なんですが、「切り取る」「縮小する」という人為的なところがイマイチ馴染めないんですね。
まあこれは、自然の景観に似せる(/デフォルメする)ことを自然感があると感じるか、逆に、ある程度は水草の成長や勢力競争に任せた風景を自然と感じるか、という違いなんでしょうね。
(そういう意味では、「自然感」と「自然」は全く違うものですね)
くどいようですが、どちらが正解とかではなく、完全に個人の趣味・趣向ですよ。
最近、SNSなども含め 多くのレイアウトコンテストが開催されていますが、丸く刈り込まれたロタラの茂みを見ていると、綺麗だなというよりも 自然環境では存在しないよなぁ と感じてしまいます。
日本庭園などの 綺麗に刈り込まれた木とか ビシッと一直線になった生け垣とかは、意図的に人の手を加えることで何かを表現している(?)んだとは思いますが、ロタラの刈り込みもそれと同じなんでしょうか。
個人的には、強いものが勢力を広げて 弱いものは小さくなっていく、という「せめぎ合い」も見ていて楽しいなと感じますね。
こんなこと言ってるから、いつまで経ってもレイアウトのセンスが磨かれていかないんですけどね、自分は。
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