アクアリウムを始めたばかりの頃は知識や経験も少ないので、魚が病気になってしまうことがたびたびありました。
白点病や尾腐れ病など、一通りの病気は経験してきたと思いますが、死亡率の高さや症状進行の早さの点で 今でも注意(=予防)しているのは カラムナリス症ですね。
カラムナリス症は症状の進行が早く、一晩で尾びれなどが消失してしまうこともある恐い病気なので、初期症状(口先やヒレのちょっとした白濁など)が出た時点ですぐに対処しないと手遅れになることもあります。
カラムナリス菌は常在菌なのでどの水槽にも一定数はいます。
ちゃんと生物濾過が効いていて 魚の体力・免疫力が正常であれば罹ることはありませんが、何らかの理由で罹ってしまった場合、この病気では 飼育環境を見直している猶予がないケースが多いので そういうときは薬に頼ることになります。
カラムナリス症に良く効く薬は、皆さんご存じの「グリーンFゴールド顆粒」ですが、水草や濾過バクテリアにも悪影響があるので、水草がたくさん植えてあって魚を掬えない などの場合は困りますね。
症状が進行している場合は、なんとしてでも掬って隔離して薬浴するしかないんですが、まだ初期の場合は 下記の方法でもなんとかなることが多いです。
それは、
「規定量の3分の1 を水槽に直接投入」
です。
「3分の1」というのは、水草やバクテリアにそれほどダメージを与えずに 薬も ある程度は効く、という絶妙なラインですね。
バクテリアに多少のダメージがあったとしても 全滅するわけではないので、薬が抜けてから数日すれば元の数(=濾過能力)に戻ります。
「薬は必ず規定量で」と言われていますが、経験上、この薬に限っては例外的な使い方もできる場合があります。
ご参考まで。
P.S.
薬の使用はあくまでも「最終手段」ですが、罹ってしまったのなら躊躇無く薬を使うことをおすすめします。
(中途半端が一番良くない結果になることが多いです)
治療が一段落したら、なぜ病気になったのか、今後ならないようにするにはどうすればよいか、を追求することが一番重要だと個人的には思います。
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