「エーハイムのワセリンが高すぎる件(代替品紹介)」の記事で 外部フィルターの Oリングなどに塗るワセリンの話しをしましたが、これ、塗らなくても大丈夫と思って塗っていない人が多いようですね。
ここでは、塗らなくてもほぼ大丈夫と思われているワセリンをなぜ塗ったほうがいいのか、などについて書きたいと思います。
それは、少々堅い言葉で言うと、
- トラブルそのものを減らす(リスク対策)
- トラブル発生時の迅速な原因特定
のためです。
特に、水漏れなどは起きて欲しくないトラブルですし、仮に起きてしまった場合 すぐに対処しないと大変なことになりますので、その対処をするには なるべく一発で原因を特定したいですよね。
じゃあどうやって トラブル発生確率を低くするか、また、起きてしまったトラブルの原因を一発で特定するか。
それは、
常日頃から事故リスクの高い箇所をちゃんとケアしておく
ことが重要です。
外部フィルター使用時の水漏れを例にとると、
水槽からのIN側パイプ → パイプとホースの接続 → ホースとダブルタップとの接続(IN側とOUT側) → フィルターIN側の接続 → フィルターヘッドのOリング部分 → フィルターOUT側の接続 → ホースとダブルタップとの接続(IN側とOUT側) → パイプとホースの接続 → 水槽へのOUT側パイプ
と、一つの経路にこれだけ多くの接続部分があります。
もっと細かく言えば、ダブルタップ内の小さなOリングも含まれますね。
さらに、ホース自体の劣化やフィルターケースの割れなども、可能性としては否定できません。
外部フィルターって、上部式・外掛け式・底面式・投げ込み式と比べて 水漏れする可能性のある「接続箇所だらけ」「ホースだらけ」なんですよね。
もちろん、外部式にしかないメリットがあるから使っているわけで、その恩恵を受けていることとのトレードオフなんですが。
ちょっと話しが逸れました。
で、対策はもうお分かりの通り、
接続箇所の密閉性を高くしておく、そしていつもそれを気にしておく
ですね。
ということで、
- すべてのOリングにワセリンを塗り、異物が挟まっていないかを確認する
- ホースとプラスチック部品との接続部分の締め付けを確認する
という メンドクサイことをちゃんとやりましょう、という話しです。
特に Oリング部分は、髪の毛1本 挟まっているだけで そこから水が伝い漏れることがありますので、異物のチェックは非常に大事です。
また、Oリングにワセリンを塗るのは延命(=寿命の延長)のため、という誤った情報も見かけますので 注意したいところですね。
なお、トラブルが発生するタイミングとしては、新品でセッティングしたばかりだから大丈夫、または、もう何年も何事も起きていないから大丈夫、というのが 実は 一番危険な時期です。
大丈夫だと思って何もしないこと自体が大丈夫じゃないですし、実際、使い始めと数年後が一番危ないと思います。
外部フィルター本体はなかなか壊れないので、安心しきって何年も使っているうちに Oリングやホースが劣化して水漏れ、というのはよく聞く話です。
やはり、このような部品は消耗品だということを忘れずに、定期的な総点検、Oリングへのワセリン塗布、数年に一度のホース交換、などは忘れないようにしたいですね。
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