クーラーとポンプの選び方(追記):専用ポンプでの駆動に決めた理由

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以前の記事「クーラーとポンプの選び方」で、独立した経路として専用ポンプでの駆動に決めた理由を以下のように書きました。

当初は、エーハイム2215(カタログ値:620L/h)に直列接続することを考えており、エーハイムの担当の方からもそれで問題ないとの回答でしたが、稼働中の2215の流量を実際に測ったところ 260L/h でした。

この流量にクーラー抵抗損失分を考慮すると 210L/h くらいにまで下がり、明らかに上記クーラーのいずれも流量不足となることと、2215の(普段の)流量変化にクーラー性能が影響されるのがイヤだったこと、の2点から、独立した経路として専用ポンプでの駆動に決めました。

「2215の流量変化にクーラー性能が影響されるのがイヤだった」のはそれはそれで本当なのですが、逆に「クーラーの抵抗によって 2215に負荷がかかるのがイヤだった」という理由も大きいと書かなかった、と後から気付きましたので追記します。

通常、クーラーは外部フィルターの後段に接続するように説明書などに書かれていますよね。ゴミや汚れの少ない水をクーラーのIN側に送るためです。

この理屈・理由は理解していますが、外部フィルターの後段に抵抗のあるもの(しかもその抵抗が変動する可能性があるもの)を接続するのが どうしても気持ち悪いんです。

エーハイム外部フィルターのケース内がモーターヘッド部のポンプによって陰圧になるように作られているとか、いやいやそうではないとか、諸説ありますが、いずれにしてもフィルター後段に接続したクーラーの抵抗が何らかの原因で増えた場合に水漏れが起こる可能性は大きいはずです。

水漏れしなくてもポンプに負荷がかかるのは確かで、インペラーやスピンドルの寿命が短くなったり異音がしたりといったことも考えられます。

エーハイムのクラシックシリーズ(2213 や 2215 など)に使われているモーターは、他の「負荷の増加に比例して回転数が下がる」(簡単にいうとトルクが小さい)という特性に対して、「ある程度は頑張る」(相対的にトルクがある)という特性を持っている、とも言われていますのでなおさらですね。
(個人的にはそんなに「頑張る」感じはせず、結構簡単に流量が落ちてしまう印象ですが)

諸説の真偽のほどはさておき、フィルター後段にクーラーを接続しない理由を以前の記事のものと併せて言うと、結局は「”濾過” と “冷却” の2つの仕事を1つのポンプにさせるのが怖い」ということです。

よくいえば「リスク分散」なんですが、逆に、機器や経路が増えることによる別のリスクは増えるので、ここはもう 好み・考え方の問題でしょうか。

個人的には、増えるリスクよりもそれを分散させることのほうが効果・安心感が大きいと判断して「専用ポンプでの駆動」にしていますが、濾過・水流・冷却などを全体的にみると、今のところ この判断は正しかったと思っています。

クーラーとポンプの選び方

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