「信頼性の高いヒーター(おすすめ)」の記事で イチオシのヒーターを紹介しましたが、さらに安全性を高めるために 私のところではサーモの二重化や冷却ファンの常設で 煮魚事故(温度が上がり続けてしまうほうの壊れ方)の発生リスクを下げています。
サーモスタットの二重化
具体的には、温度可変式のICサーモヒーターの前段に もう1つ サーモスタットを繋ぐという方法です。
これで、「温度が上がり続けてしまう故障」のリスクはほぼ半減します。
逆に、温度が上がらない(ONにならない)故障のリスクは多少は増えますが、それよりも ONになりっぱなしに壊れるほうが緊急度や危険度が高いと思っていますし、ONにならない故障への対策は ヒーターを複数個設置することで ある程度は回避できます。
ただ、この方法の注意点は、前段のサーモスタットの仕様が「ごく小さい負荷(1Wとか)でも動作すること」になります。
前段のサーモは 後段のサーモの「微弱なON」を検知できる必要があるので、「100Wとかの負荷でなければ動作しないもの」はダメ、という意味ですね。
この方法に適合しているサーモスタットの中で 個人的に一番信頼しているのは「ニッソー シーパレックス」です。
1W負荷から動作しますので、この方法(二重化)には適していますね。
なお、もう少し安価に済ませる場合は、温度固定式オートヒーターの前段にサーモスタットを繋げる、という方法もあります。
オートヒーターの中に温度固定式サーモが入っているので 考え方は同じですが、二重化という意味での信頼性は少し劣るかもしれません。
冷却ファンやクーラーの常設
もう一つ、これは事故防止というよりも 異常の早期発見 です。
冬になると冷却ファンや水槽用クーラーを取り外す方が多いようですが、私は夏も冬も設備は変えません。
これは、設定値以上に水温が上がりすぎたときに 冷却ファンや水槽用クーラーが動作する音で、ヒーターやサーモスタットの異常を教えてくれるからです。
また、温度高めの水で水換えしているミスを知らせてくれる というメリットもありますね。
高水温アラーム機能が付いた水温計もあるようですが、値段が高く、水槽の数が多いとかなりの出費になってしまうので、既に設置している冷却ファン(の稼働音)をアラームの代用としています。
もちろんこの方法は 家に居ないときは意味がありませんが、対策しない場合よりは 事故リスクは下がります。
最後に
いつかは壊れるモノ(→この記事ではヒーターやサーモ)を使っている以上、リスクをゼロにすることは不可能です。
リスクを低減するには 新たなアイデアや既に持っている製品で工夫するということも大事ですが、基本的には+αで費用が掛かります。
対策をせずに事故発生となってしまったときのダメージと 対策に掛かる費用とのバランスは人それぞれの考え・事情があるでしょう。
自分のバランスの支点をどこに置くのかは なかなか悩ましいところですが、生体のため 水草のため バクテリアのため そして自分のために、今の時点でできる限りの対策はしておきたいと思っています。
(支点の位置も経験によって変化していくのかもしれませんね…)
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