水草を植える前の根の処理

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水草 根 処理 植える前

今回は、水草を植える前の根の処理について。
(当たり前の内容かもしれませんが…  基本編?)

買ってきたばかりの水草の根は、大きく分けると

  1. 流木や石に活着している状態
  2. 底床から引き抜いたままの状態
  3. ウールポットに入った状態
  4. 組織培養カップに入った状態

のパターンですね。

(a) の「流木や石に活着している状態」は この記事最後の「貝の処理」以外には基本的には何もすることはないと思いますが、(b) (c) (d) の場合の「ちょっとした注意点・コツ」などを書いてみたいと思います。

底床から引き抜いたままの状態

エキノドルスなどは、昔は「極力、根をいじらないように」と言われていましたが、今では

5~6cm残してバッサリ切る

というほうが、植えたあとの根張りがいいという意見が主流のようです。

長くて植えにくいからクルクルまとめる というやり方は、植えたあとに根が腐る原因にもなりますね。

傷んでいる根は もちろん 丁寧に取り除き、有茎草の根も 底床の厚みなどを考慮して 植えやすい長さ(3~5cm前後?)に切ります。

アポノゲトンや一部の「塊茎」を持つ水草については、塊茎を埋める適切な深さが種類ごとに違ってきますので 事前に調べてから植えます。

ウールポットに入った状態

ポット売りでウールに植えてある場合は、まずは 爪楊枝やピンセットなどを使って流水でウールを丁寧に取り除き、傷んでいる根は その部分から切ります。

アヌビアス類のような「流木などに活着させるタイプ」は もう一手間 必要です。

既に生えている根は、基本 活着はせず、新たに生えてくる白っぽい根が活着根になって流木や石などに付きながら伸びていきます。

特に アヌビアスの改良品種など、流木に巻き付けて水槽に入れたあとに調子を崩して枯れてしまうような「活着根が出るまでが難しい」ものについては、この

白っぽい活着根が出てくるまで、植える予定の水槽に浮かべておく

のがポイントです。
(照明は普段通りに点灯/消灯)

活着根がどのくらい出てきたら巻き付けていいのかは、水草の種類や根の状態によっても異なりますので、何度かトライしながら経験していくしかないですね。
(文章では伝えにくいです…)

組織培養カップに入った状態

上記のウールと同様、流水でゼリー状の培地を取り除きます。

組織培養カップに入っている水草は根が短すぎることがよくあるので、こちらも

根が ある程度の長さになるまで 水槽に浮かべておく

ほうが 植えやすいですし、植えたあとの成長(→初期の根張り具合)もよくなることが多いです。

最後に(貝の処理)

組織培養の水草なら貝やその卵が付着していることはありませんが、それ以外の場合は 皆さんご存じの「水草その前に」という商品での処理が便利です。

水2Lに対して1袋180円と、成分からしたら かなりの割高感はありますが、貝が一度でも水槽に入ってしまうと 後々非常に面倒なことになりますので、やむを得ないところですね。

使いたいときにすぐに無いと困るので、私は 常に 5袋くらい(水10L分)はストックするようにしています。

[charm楽天市場店] 水草その前に 1g(2L用)×10袋

[charm楽天市場店] (水草)エキノドルス ウルグアイエンシス バリエガータ(水中葉)(無農薬)(1株)

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