グリーンドワーフシクリッド:状態の良い個体の見分け方

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グリーンドワーフシクリッド biotoecus opercularis

グリーンドワーフシクリッドを飼育してみたくなった方へ、状態の良い個体の見分け方を紹介したいと思います。
(あくまでも自分で経験したことから得た見分け方ですので、これが正解かは分かりません)

ショップの販売用水槽でグリーンドワーフシクリッドを見ることはほとんどないと思いますが、偶然にもそういう幸運に恵まれた場合、個体の状態を見る目安として重要なのが「体色」「動き」「エサ食い」です。

エサを食べるところを見たいとのリクエストに応えてくれるショップもあるかもしれませんが、イマイチ頼みにくい場合も多いでしょうから、基本的には 体色動き のみで判断することになります。

まずは 体色

図鑑などで見る写真で分かる通り、状態の良い個体の体色は透明感があります。

良い状態の例:

グリーンドワーフシクリッド biotoecus opercularis

少なくとも、内臓を覆う膜や背骨がうっすらと見えるくらいの透明感は欲しいところです。(もっと透明でももちろんOK)

逆に、白っぽく濁ったような体色の個体は、今までの経験では ほぼ100% ダメです。
そういう個体は、エサが目の前にあっても食べないことが多いですし 動きも緩慢ですね。

悪い状態の例(オス):

グリーンドワーフシクリッド 悪い状態の個体 biotoecus dicentrarchus (in bad condition)

悪い状態の例(メス):

グリーンドワーフシクリッド 悪い状態の個体 biotoecus dicentrarchus (in bad condition)

これら(↑)の悪い状態の例は、通販ショップの文字情報だけ(写真なし)に飛びついて買ったときの写真です。(敢えて恥を晒しますが…)
入荷直後で痩せていることはしょうがないとして、体色が白っぽくなっているのが分かりますね。

なお、「透明感はあるけど白っぽい」場合や「透明感はあるけど黒っぽい」場合もあり、

  • その個体に飼育水の硬度(GH)が合っていないとき
  • 底砂の色や照明の強さに反応して体色を変えているとき
  • 緊張状態にあるとき
  • その他

が原因として考えられますが、これを的確に見分けられるようになるには もうしばらく掛かりそうなので、現時点では「ご参考程度」ということでご容赦ください。
(見分けられるウデがついてから改めて書きますね)

次に 動き です。

やはり俊敏であること。

流れのほとんど無いところに生息しているとは言っても、エサを食べるときや同性間(オス同士、メス同士)でのケンカ、オスに追いかけられたメスが逃げるときなどの際は非常に俊敏な動きを見せます。

ケンカに負けた場合でも 逃げるときの動きが良ければ全く問題はありませんし、そもそも、弱っている個体にケンカを仕掛けることはしないので、ケンカしていること自体 問題ない証拠ですね。

「入荷直後の痩せ」についても、透明感があって エサを食べるときの動きが俊敏なら、立て直すことは十分に可能です。

もちろん、痩せた状態が元に戻るまでショップでストックしてもらうほうが安心と言えば安心ですが、ストックするのを嫌がる(=手離れ良くしたい)ショップも多いので、そこは希望通りにいかないケースもあります。

この魚種の場合は、
手に入れるためには多少のリスクがある
のはやむを得ないでしょうね。

ということで、「透明感」と「俊敏さ」、この2つを見て判断すればまず間違いないと思っています。

グリーンドワーフシクリッド:飼育・繁殖について(まとめ)

P.S.
実店舗で実際に目で見て判断したいところですが、この魚の場合、そういう機会はなかなかありません。
最近は、動画をや画像を送ってくれる通販ショップもありますので、頼んでみるのも手ですね。
(こういうことを嫌がる通販ショップは避けたほうがいいかも)