「底床ができあがる」件でも少し触れましたが、私のところの水草水槽では、底床を水草(というか根)で埋め尽くしています。
この底床を維持していくのに非常に重要になってくるのが「水流」です。
水流の強さや向き(横の動きと縦の動き)などの「水が全体にまわること」は、底床への酸素供給・炭素源供給、水草へのCO2供給・肥料分供給、など、かなり重要なポイントです。
私は、水槽内の水の循環を邪魔しないように、水草は「細葉系のみ」としていて、水草の根っこのまわりは水の通りが良くなるようにある程度の間隔を空けて底床の表面部分全体に常に新鮮な水が通るようにしています。
(以前、細葉系ではないエキノが巨大化したとき、水の通りがかなり弱くなり、水槽全体の調子が悪くなった経験があるので)
外部フィルター使用の場合はろ材の詰まりやホース・パイプの汚れなどによる流量低下にも注意が必要ですね。
あと、これはどこかのサイトか何かで読ませていただいたのですが、一言で言うと
「皆さん 水流 弱すぎですよ」
という内容の記事でした。
酸素・CO2・水草肥料・各種ミネラルなど、それらを運ぶのは十分な流れがあってのことで、止水で飼育する系のものを除いては、水流は思っているよりも強めでいい、とのこと。
水流が弱いと魚が逆らって泳ぐことがなくなり、本来大きくなるヒレがそうならない、魚の健康に良くない、とも。
私もほぼ同意見、同経験ですね。
もちろん、魚にとっては、強いところ(逆らって泳ぐところ)と弱いところ(休むところ)をちゃんと作ってあげる必要はありますが。
あと、水草の成長具合は毎日見てるとあまり気付きにくいので、いつの間にか全体の水流が弱くなってた、ということもよく起こります。
エキノの外側の古い葉を数枚取るだけで「こんなに通るようになるのか」というくらい流れ方が良くなることも多いです。
水流の向きについても、たまに少しだけ違う方向にしてやると、水草の育ち方が偏ってたりするのが直ってくる、というか、直ってきて初めて偏ってたことに気付く、なんていうこともよくあります。
(そういう意味では、淡水の水槽においても、常に同じ強さ・方向というのもどうなのかなと思うことはありますね)
水流の向きを変えるのに便利なパーツといえば、やはり、エーハイムのフレキシブル排水口ですよね。
ただ、コレの付け根の部分が結構壊れやすいです。
この対策については、「フレキシブル排水口がすぐ壊れる件とその解決方法」に書きましたので、ご参考まで。
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