60cm水槽の形と水の回り方

この趣味を始めた頃は、水槽といえば、ガラス製(フレームあり)の S,M,L水槽、60cm規格水槽(W60×D30×H36)、90cm規格水槽(W90×D45×H45)、が一般的でしたが、今ではいろいろな形のものがありますね。

一番普及していて関連商品も多いのは 横幅60cmのものでしょうか。ウチも一時期(大昔)は 5~6本 同時稼働していました。

中でも「60cm規格水槽(60×30×36)」が安価で入手しやすいんですが、この「奥行30cm」というのがなかなかクセモノです。

このブログでたびたび言っている「水草ボーボー」というのをやり出してから、60cm規格水槽の「水の回り方」が なんかうまくいかないな と思っていて、水流の強さや向きなどいろいろ試してみたんですが、どうやってもダメだったんです。
以前の記事「水流の重要性」でも書きましたが、水がうまく回らないといろいろなことが連鎖的に悪くなっていってしまうんですよね。

いろいろと調べたり、先輩方の話しを聞いたりして、この原因は「60cm規格水槽の形」にあるのではないか(あるよね)と思っています。

横60×奥行30、これだと奥行がなさ過ぎて 全体に水(酸素,CO2,ミネラル,ビタミン,肥料など)が行き渡らず、逆に、ムリヤリ行き渡らせようとすると水流が強過ぎるんです。(シャワーパイプで全体に、とかもやってみたんですがうまくいきませんでした)

適切な強さで全体に水を行き渡らせるには、もっと奥行が必要なんですよね。理想を言えば、横60なら奥行も60くらい欲しいところです。
ただ、60×60 というのは一般家庭に置く水槽としては無理がありますし現実的ではないですよね。(水槽台も自作するしかなさそうですし)

このあたりの兼ね合いで、いまウチにある横幅60の水槽は 60×40 のものを使っています。(本当は 60×45 が良かったんですが諸事情ありまして)

奥行が10cm違うだけじゃん、と思われるかもしれませんが、これがもう全然違うんですよ。
ちょっと抽象的ではありますが、水の回り方が良くなったことによる 魚や水草のイキイキ具合、底床の安定度、さらにそれによる水槽独特のニオイの解消、生物濾過がうまくいっている感じ(←目には見えないですが)、などなど。
いままでの苦労は何だったのかと思いましたね。(いい勉強にはなりました)

ただ、60cm水槽の奥行30cmはダメで、90cm水槽の奥行45cmはOKなんです。同じ 2:1 という比率なのに、60×30 ではうまくいかないんです。
これは、たぶん 比率ではなくて、奥行が30cm(という絶対値)しかないと「流体として回りにくいから」かなと思っています、感覚的に。(理論的な話しは不勉強のため分かりません)
ですので、奥行45cmあれば 幅120cmでもOKなような気がします。実際、90×45 または 120×45 で問題あり、という話しは聞かないですし。

ということで、横幅60cmで、特に 水草をやるのであれば、奥行40cm以上を強くおすすめします。(絶対に後悔しないですよ)

あと、奥行40以上となると、水量も増えますのでフィルターポンプも強いものが必要になってきます。
エーハイムの外部フィルターを例にとると、2213 では弱すぎますしろ材容量も足りないですね。2215 か、障害物(水草の量)が多ければ 2217 でもいいくらいです。
弱い水流を強めることは不可能ですが、強い水流を弱めるのはいろいろなやり方がありますので、ポンプ流量は1クラス上のものにするのがコツと思います。(あとから後悔して増設や買い換えなどしてきた経験上)

P.S.
昔、60cmスリム水槽(奥行も高さも20cmくらい)に挑戦したんですが、やはり半年くらいからうまくいかなくなりヤメてしまいました。
もちろん奥行がなくてもうまく維持できている方もいらっしゃると思いますが、かなり難易度が高いと思います。(私には無理)
というか、奥行のある水槽を使い出したら「ハマります」。

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icon60×45×45cm(ガラス水槽)
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icon60×45×45cm(アクリル水槽)
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iconエーハイム クラシックフィルター 2215 ろ材付きセット
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