アクリル水槽のススメ(メリットとデメリット)

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アクリル水槽

最近では、多くの方がオールガラス水槽(フレーム無し)を使っていて、アクリル製のものは幅120cm以上の大型水槽くらいしか見なくなりましたね。

水槽やその材質を選ぶ判断基準としては、見た目、価格、耐用年数、使い勝手、破損や転倒時のリスク、などがありますが、ここでは アクリル製水槽のメリットに焦点を当ててみたいと思います。

見た目と耐用年数

一般的にはガラス製のほうが綺麗だと思われていますが、腕のいい職人さんが作ったアクリル水槽は非常に綺麗です。

国産のキャスト板を使っているアクリル水槽は、安いガラス水槽よりも透明度は高いですね。

耐用年数についても、接着面の処理がちゃんとしているものなら アクリル製のほうが長く使えます。
(知人が今でも使っている120cmアクリル水槽は 25年ほど経過していますが 全く問題なしです)

使い勝手など

  • ガラスは傷が付きにくくアクリルは傷が付きやすい、という反面、ガラスは割れやすくアクリルは割れにくい(割れない)ので、災害や事故などによる破損・転倒も考慮すると ガラス製のほうが危険度は高いです。
    特に、小さい子供や大型のペットがいる場合などは、そういうリスクも考えて水槽を選ぶ必要がありますね。
  • 傷の付きやすさに関しては、深い傷でなければ「アクリサンデー研磨剤」というアクリル用の研磨剤を使えば綺麗になりますので、1つ持っておくと便利です。
    アクリサンデー研磨剤 アクリル
  • サイズ、板厚、オーバーフロー用の穴、などの細かいオーダーも自由度が高く、フルオーダーして出来上がってきたときの満足感も味わえます。
  • 水槽本体の重量はガラス製よりも圧倒的に軽く 持ち運びがラクですし、廃棄時も「燃えるゴミ」として出せます。(←分別は地域によって違うかも)
  • フランジがあるので、地震などのときに水がこぼれにくい。
  • フランジ部分(補強用の内枠)の「強度に影響のない箇所」に小さな穴を空けて ワイヤー的なものを通し、給排水パイプやヒーターコード、ヒーターのセンサーなどを縛り付けて、簡単に外れないようにすることも アクリル水槽なら可能です。
    アクリル水槽 メリット 穴
    アクリル水槽 メリット 穴

一方、アクリル特有の弱点としては、直射日光(特に紫外線)や溶剤(接着テープの粘着部分も含む)に弱く、クラックと呼ばれる細かいヒビが入る場合がある点です。

ですので、屋外での使用には向いていませんね。

屋内に限れば、日光が直接当たる場所に水槽を置くことは アクリル水槽じゃなくても通常はしないですし、溶剤などで水槽面を拭くことも普通はしませんので、一般的な使い方でクラックが発生することはありません。

最後に

やはり、水槽専用部屋などがある場合を除き、いつも居る生活環境に水槽を置くケースが多いことを考えると、ガラスが一気に割れて崩壊することがないというのは アクリル水槽の一番のメリットだと個人的には思います。

ここまで、あまり知られていない(?) アクリル水槽の良さを書いてみましたが、水槽を選ぶ際の参考になれば幸いです。

臆病な魚の水槽に塩ビのバックスクリーン(シート)を貼る

P.S.

価格が安すぎるアクリル水槽の中には 接着面の処理が雑で長持ちしないものがある という話しもたまに聞きます。

できれば、アクリル水槽に詳しく 実際に店舗でも長年使っているようなショップで相談・注文したほうがいいかもしれません。

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