以前の記事「クーラーとポンプの選び方」「クーラーとポンプの選び方(追記):専用ポンプでの駆動に決めた理由」で、クーラー駆動用の専用ポンプをエーハイム1048にした経緯・理由を書きましたが、その数ヶ月後、1048 を 1250 に変更したので、その理由を書いておきます。
一言で言うと、最大の理由は「流量不足」ですね。
実際に繋げてみると、クーラー配管内の抵抗は思っていたよりも大きくて、1048 をクーラー(ZC-200α)に繋げたときの実測値はカタログ値の約半分(約250L/h)でした。
揚程なども関係してくるとは思いますが、1048だと消費電力が10Wで省エネの分、トルクがない(最大揚程1.5m)ので、少しの抵抗でも流量が落ちてしまう感じです。
実際、3~4ヶ月くらい使ってみたところ、バイオフィルムなどの有機物が付着してくるにつれてさらに流量が落ちてきたので、これではいつか詰まってしまうのではないか、冷却性能に影響を及ぼすのではないか、と思いましたね。
冷却時間(クーラーが動作している時間)も、段々と長くなってきていましたし。
というわけで、1048(600L/h) を 1ランク上の 1250(1200L/h, 最大揚程2.0m) にしたんです。
もちろん 1250 のほうが値段は高いですが、エーハイムなのでずっと使えますし、1250 に変えてホントに良かったと思っています。
実測値は 500~600L/h くらいで、繋いだ直後は ホース内面に付いていた「茶色のモヤモヤ」が大量に排出されました。
やはり
「強い水流を弱めることは簡単ですが、弱い水流を強めることはできない」
ので、1ランク強いものにしたほうが後悔しませんし、あとから別の用途に使い回しもできます。
また、ZC-200αの要求流量は 420~900L/h (ちなみに ZC-100αの要求流量は 300~900L/h) なので、実測の流量的にも 1250 のほうが適していますし、流量が強めのほうが(当たり前ですが)配管内の通水性は確保できています。
(今のところ流量は落ちていません)
やはり、カタログ値だけみて決めてはダメだと痛感しましたね。
(1048は別の用途に使っていますのでムダではなかったのが幸いです)
1250 の実測流量 500~600L/h では水槽が洗濯機状態になってしまう、という懸念については、「流量を落とさずに水流を弱める方法」の記事で解決方法(の例)を紹介していますので、よろしければご覧ください。
あと、1250 の吸水側は、エーハイム純正のストレーナーは外して、テトラのP-I(P-1)フィルターを付けています。(「吸水口の物理濾過にはP-I(P-1)フィルター!!」)
ストレーナーむき出しだと、何を吸っちゃうかわからないですし、それがクーラー内に詰まったりしたら面倒ですので。
(もちろん週1回の揉み洗いは欠かさずやっています)
1250 の吸水側は 16/22径 ですが、P-I(P-1)フィルターに付属の黒いゴム製ジョイントのおかげで 16/22用吸水パイプとP-I(P-1)フィルター(12/16径)は うまく繋がりますので問題ありません。
クーラーとポンプの選び方(追記):専用ポンプでの駆動に決めた理由
クーラーとポンプの選び方(追記-4):クーラー設置水槽の水温が上がり気味な理由
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