白点病は、アクアリストなら一度は経験する魚の病気ですね。
早めに対処できればそれほど問題は無いのですが、エラに大量寄生されると即死もあり得るかなり怖い病気というのはあまり知られていないようです。
魚の状態によっては病気の進行も非常に早いので「即対応」が必要になってきます。
「水温を白点虫(ウオノカイセンチュウ)が死ぬくらいまで上げると治る」というやり方がネット上などに多く書かれていますが、水温を徐々に上げている余裕などないケースが多いですし、上げた水温を 治ったら下げて、などを繰り返していたら ストレスを与えてさらに弱らせることにもなりかねませんので、あまりおすすめできる治療方法ではないですね。
薬品を使って素早く確実に白点虫を殺す
ことが、病魚を治す、被害を最小限に食い止める、一番良い方法だと 経験上 思います。
自分が経験してきた中での、最速で安全な治療法は、
マラカイトグリーンとマジカルウォーターとの併用
です。
(マジカルウォーターは「マジカルウォーターで寄生虫・線虫を駆除」の記事で詳しく紹介しています)
マラカイトグリーン、マジカルウォーター 共に、水草・バクテリア・エビ類などに影響がなく、本水槽に直接入れられるのが使いやすいところですね。
ただし、マラカイトグリーンは、大型魚・古代魚には使わないよう注意書きがあります。
小型ナマズ類(コリドラス、ロリカリア、オトシンクルスなど)の一部に対しても、規定量の添加は避けたいので、この場合は規定の30~50%にしています。
また、マラカイトグリーンは 紫外線によって分解されてしまいますので、直射日光が当たる場所に水槽がある場合は、何かでガードしておくことも必要ですね。
(水槽用ライトの光は問題ありません)
マジカルウォーターについては、やや怪しいネーミング(失礼!)に反して、抜群の効果を経験・実感しています。
使い方としては、白点虫(ウオノカイセンチュウ)が体表から消えても「単に宿主の体を離れて底砂や水中に移っただけで 完治したわけではない」ので、体表から白点が消失した後も1週間くらいは毎日添加を続けることをおすすめします。
なお、白点虫は体表の上皮内に寄生するので、粘膜保護のために「プロテクトX」も併用しています。(エラの保護のためにも)
- マラカイトグリーン
- マジカルウォーター
- プロテクトX
これらが私のところでの白点病治療のベストな3点セットですね。
P.S.
マラカイトグリーンが入手しにくくなってきました。
アグテンは販売休止となっているようですし、ヒコサンも小容量のものは在庫数が減ってきています。
薬事法などの影響との話しも出ていますが、買えなくなってしまう前に確保しておきたいですね。
私は、先日 1000mlのヒコサンを購入し、しばらくは大丈夫な状態にしています。
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