「大量の水換えは水質が急変するので避けましょう」と言われていることが多いですよね。
水質の急変は魚にとってストレスであり、病気の元だと。
ここでは、そう言われる理由、そして そうならないようにするにはどうしたらいいのか、などについて書きたいと思います。
大量水換えで水質が急変する理由
普段からカルキ抜きした水道水を使い、水質を変化させるようなもの(例えば吸着系ソイルとか硬度降下剤とか)を使わずに魚をうまく飼育できている場合は、水換えのときもカルキ抜きした水道水を使えば水質変化はほとんど無く、魚への負担もありません。
逆に、吸着系ソイルなどの「水質を変化させるものを水槽の中またはフィルターの中に入れている場合」は、
カルキ抜きした水道水だけで水換えしたら、水質が変化するのは当たり前
ですよね、水槽の水と 水換え用の水が全然違うので。
熱帯魚飼育の本やWebサイトなどで「大量の水換えは魚にとってストレスがかかります」と書いてあるのは、上記のようなことからきていると思います。
水質が急変しない水換え方法
当たり前ではありますが、
水槽の水とほぼ同じ水質の水で水換えすること
ですね。
これは外せない、という重要な要素は、
- 水温
- pH
- 総硬度(GH)
くらいでしょうか。
マグネシウム(Mg)やカルシウム(Ca)以外のミネラル(ナトリウム(Na), カリウム(K), …)や、それ以外の微量元素(鉄,硫黄,ヨウ素,…)、ビタミンなどは、水換え後に水槽に添加しても問題ないですね、経験上。
魚にとって水換えはストレスか
上記の通り、水槽の水とほぼ同じ水質の水で水換えすればストレスは最小限で済み、水槽の水と異なる水質の水で水換えすればストレスがかかります。
「ソイルがなんとかしてくれるから大丈夫」というのは、逆に言えば「ソイルの効果が出るまでは大丈夫じゃない」ということになりますね。
水質調整をソイルや他の方法(=水換え後に水槽内で調整する方法)に頼っていればいるほど、ストレスの掛かりかたも比例して大きくなっていきます。
私が RO水を元に作った水や あらかじめ「溜め水タンク」で調整した水で水換えするなどの「一手間」を加えているのは、
水換え時の水質変化を最小限にするため
が主な理由です。
水質変化に強い魚種ではあまり気を遣う必要はないと思うかもしれませんが、それはその魚が
耐えることができているだけ
であり、ストレスが掛かっていないわけではないということを忘れないようにしたいですね。
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