アクアリウムの停電対策(長時間停電編)

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電池式エアポンプ 停電 対策

近年は大きな自然災害が多く、それに伴って停電も頻発していますね。

先日、私の地域では たまたま停電にはなりませんでしたが、隣町では12時間や48時間、もっと遠くの町では最長で数日間 というかなり長い時間の停電がありました。

アクアリウムの停電対策(短時間停電編)」の記事で、

対策としては、車の古バッテリーを利用したバックアップ電源やパソコン用のUPS、ガソリン/ガスで動く発電機など、電気関係のスキルや掛かる費用などにもよりますが、色々な方法があると思います。

どれもメリット・デメリットがあるので、どれを選ぶか悩ましいところですが、私のところでは いまのところ、魚とバクテリアの生命維持に必要なものだけを UPSに繋げていて、ある程度の時間は停電に耐えられるようにしています。

と書きましたが、ポンプなどの機器の増加によって、UPSの電力容量(KWh)にあまり余裕がなくなり、停電時に、ヒーター(400W)の動作を含めると10分程度、ヒーター動作なしで200分程度、と、かなり心細くなってきています。(瞬電に対しては有効に働いています)

真冬に停電したとして、部屋の温度も下がっている状態だと 200分間もヒーターが動作しないというのは考えにくく、安全側に見積もれば やはり「停電に10分間しか耐えられない」と見ておくのが妥当ですね。

もっと容量の大きいUPSを買う余裕があったとしても、10分 が 数十分 数百分 になるだけのことで 結局「蓄電池」であることには変わりなく、何日間も使い続けられるわけではないので、一時的な停電用というよりは「災害時用」として改めて考え直したほうがよさそうです。

まず守るものは生体の命ですから、それを維持するために絶対に必要なものは、

  • (a) 生体と硝化バクテリアのための酸素、それを運ぶ水流
  • (b) 水温維持(ヒーターまたはクーラー/冷却ファン)

ですね。

照明などは二の次三の次です。

(a)への対策(案)は、「乾電池式エアポンプ」を使うことです。(電池は多めに用意しておきます)
ろ材をネットごと水槽に入れて このエアポンプで強めにエアレーションすれば、生体への酸素、バクテリアへの酸素、水槽全体の水流、の3つが同時にできると考えています。

また、この方法の「+α」として、エアリフト式スポンジフィルターの併用という手もありますね。

  • CO2添加不要の水槽を持っている場合は、そこに「エアリフト式スポンジフィルター」を複数設置していつでも使えるようにしておいて、停電時にそれぞれの水槽に移設し、電池式エアポンプで駆動。外部フィルター内のろ材はネットごと水槽に入れる。
  • CO2添加が必要な水槽しか持っていない場合は、外部フィルター内に多少の余裕を設けて、そこにエアリフト式スポンジフィルターのスポンジのみを入れておく。停電時にそれを取り出して電池式エアポンプで駆動。外部フィルター内のろ材はネットごと水槽に入れる。

この「+α」部分は、生体の数や要求される濾過能力で要/不要やその大きさを考えればいいかと思います。

ということで、早速ですが「乾電池式エアポンプ」買いました。あと、単1乾電池6本パックを数セット。(「+α」部分は今のところ無し)

電池式エアポンプ

エアストーンは敢えて粗めにしたほうがポンプの吐出圧力が低くて済むので、1つのポンプで複数水槽いけますね。(音はうるさいかもしれませんが、非常時なので騒音は無視です)

(a)に対しては これで4~5日は凌ぐことができるんじゃないかと思います。(大災害でなければ「1週間以上の停電」というのはまず無いはず)

あとは (b) への対策ですね。

夏なら高めの温度、冬なら低めの温度に魚を徐々に慣らしておく、というのも、ヒーターやクーラーの稼働時間を短くするためには少しは有効なのかもしれませんが、魚へのストレスを考えるとちょっと難しい、というか、ストレスを与えずにそれができる自信は自分にはないですし、±1℃や±2℃の節約ではそんなに大きな差は無いと思われるので「対 効果」としてはちょっと非効率ですね。(停電日数が長くなればなるほど「計算上の差」は出るんでしょうが、蓄電池では1日間(24時間)すら持たないことに変わりはないので)

冬なら「電気の要らない昔ながらの灯油ストーブ」で部屋全体を暖めるという方法もなくはないですが、安定した水温を保てるかはちょっと疑問ですし、夏も 数Wの冷却ファンだけでは到底追いつかないので、1年通して やはりヒーターとクーラーは「ありき」で考えるしかないですね。(私の場合)

できるだけ安くという観点では「車の古バッテリー」方式でしょうか。

蓄電池ではあるのですが、自分の車のエンジンが掛かる状態なら再充電できる というところが 放電1回きりのUPSとは違いますね。

費用の高さや定期メンテの面倒さを考えなければ「エンジン式の発電機(正弦波出力のもの)」がいいとは思いますが、そう簡単には買えるものではないですし…

「車の古バッテリー」方式だとしても、綺麗な正弦波出力のインバーターで大容量のものだと結構な値段するので、エンジン式発電機が買えそうですし…

うーん…

(b)への対処はもうちょっと考えます。

アクアリウムの停電対策(短時間停電編)

アクアリウムの停電対策:濾過方式とその駆動電源

アクアリウムの停電対策:実際に停電12時間を経験した話

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