私が数年に渡って管理している水槽のうち、1つの水槽の外部フィルター(エーハイム2213)の流量が、週一のメンテでも追いつかないくらいの流量低下を起こすようになりました。
具体的には、メンテ後3~4日後には メンテ直後の流量の半分以下、次回のメンテ日(一週間後)には もうチョロチョロ。
外部フィルターを開けると、ろ材の汚れ具合などは問題ないのですが、最上段の細目ウールマットに何かが詰まっている状態でした。
詰まっているものが何なのかが分かれば 詰まりの根本原因もすぐに分かるのでしょうが、素人の見た目だけでは全く分からず。
結局、毎週、細目ウールマットを新品に交換しつつ、どこで何が起こっているのかを究明することに。
原因究明
その後、原因になりそうなことに適当に当たりを付けて一つ一つ潰していくことを繰り返し、ついに原因らしきモノを突き止めることができたと思います。
「思います」というのは それのみが原因か、または 何かとの複合的な原因なのかは まだ分かっていないので、推測ですという意味ですね。
原因(のうちの一つ)は
新しく購入して入れた流木に生えた水カビ
と思われます。
その画像が下の2つ。
このような感じの水カビが、掃除後 3~4日で発生していました。
(本当はもっと酷い状態、流木全体のあちこちから水カビがモコモコと出ている感じ なのですが、見た目がなかなかキモチワルイので画像は載せません)
これらの水カビが増殖・浮遊して外部フィルターに吸い込まれ、細目ウールマットに捕まってそこに蓄積して流量低下の原因となったと推測しています。
外部フィルターの定期的なメンテナンスのときの細目ウールマットは一般的に「茶色」になっていますが、今回の不調時は白いままで何かが詰まって固くなっている感じです。
このウールマットに詰まっているモノを調べれば これが何かは特定できるはずですが、その辺りの知識や検査器具などは無いので、取り敢えず「カビ」だと仮定して一応の応急対処をしました。
対処・対策
毎週の流量低下は 魚にとっても フィルターを開ける私にとってもキツイので、まずは原因となっているであろう流木を取り出し、また、水槽内の水カビが無くなるまでは 一旦 ウールマットを細目から粗目(エーハイム純正の青いヤツ)に変え、水槽内(飼育水)の状態を正常にすることに専念しているところです。
下の写真の通り、エビにあげていたグロウDにも水カビが付いていたことから、新規立ち上げ初期の水槽環境に似ていますね。有機物を分解しにくい環境になっている感じです。
ただ、アンモニウムイオン濃度、亜硝酸イオン濃度 はいずれもゼロ、硝酸イオン濃度が微量検出、という状態だったので、硝化作用は機能しているようです。
いずれにしても、上記のように流量低下しないような措置をし、取り敢えずの応急対策は施しました。
今後
さて、ここから立て直すのが当面の最優先課題になりましたね。
幸いにも硝化作用が正常なので、焦らずに「新規立ち上げ」をするくらいの感じでやっていこうと思っています。
また、なぜ 新品の流木(煮沸済)だけに水カビが生えたのかも 同時に調べていくつもりです。
(この流木は既に取り出し済みですが、原因や理由は知りたいので)
最後に
水槽の水カビについてWeb上で調べていくと 大きく分けて二通りの(正反対の)ことが書いてあります。
- 魚が病気になるから急いで綺麗に!
- エビが食べるからそのままで大丈夫
これらの「結論だけ」では迷いますね。
大事なのは
元々はどういう状態で 何が原因で水カビが付くようになったのか
という、「元の状態と そこからの変化の原因」を把握することでしょうか。
その内容によって対処方法も違ってくるはずですよね。
今回の私の場合は、生体も元気ですし 飼育水のニオイも問題なし、硝化作用も問題なし、という状態なので、もう少し深く原因を探りつつ対処していこうと思っています。
P.S.
今回のようなトラブルが起こったのは、約30年のアクアリウム経験のなかでも初めてのことです。
水槽水量、水流の強さ、底床の状態、流木の質、エサの量、・・・など、いろいろな要素の「悪い状態の組合せ」が偶然重なったものかもしれませんね。
幸い、分からないことをなんとか探っていくという作業は「アクアリウムに限っては好き」なので 苦にはなりませんが、あまりに組合せ数が多いと疲れますので、探っていくと宣言はしたものの ほどほどのところでやめてしまうかもしれません、悪しからず。
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