フィルター(/ポンプ):流量の選び方と計り方

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計量カップ フィルター ポンプ 流量 計り方

フィルター流量維持の重要性」の記事で、流量を低下させないことの大切さを書きましたが、では、目に見えないレベルの流量低下に気付くにはどうしたらよいのか、また、そもそも どれくらいのスペック(→ポンプ)のフィルターを選べばいいのか、ということについて書きたいと思います。

カタログスペックと実際の流量

フィルター(/ポンプ)の仕様表には流量(L/h)が書いてありますが、実際には ろ材やホース、パイプなどの抵抗があるので 仕様通りの流量は出ません。

ただ、それなりに普及しているメーカーのフィルターであればその抵抗(=損失分)を考慮した流量になるようにポンプ能力を決めています。

つまり、仕様表通りの流量は出ないことは分かった上で設計しているということですね。

以前、エーハイム輸入代理店のカミハタに別件で問い合わせた際、

ろ材の抵抗による損失は 20~30% を想定している

との話しを実際の技術者の方から聞くことができました。

エーハイムの外部フィルターに限っては、この数字から計算(=<b>カタログ値に 0.7 を掛ける</b>)すれば、使用しているフィルターが適性流量になっているかが分かりますね。
(実際には 他メーカーも似たようなものだと思います)

新規立ち上げのとき(=ろ材やホース、パイプが新品のとき)であれば、計算で求めるよりも そのときの吐出量(実測値)を計ってメモっておくほうが確実です。
(ろ材の種類や詰め方によっても変わってきますし)

流量の計り方

フィルターの流量を実測するには、500mlくらいの目盛り付き計量カップを使うと便利です。

水換え時など、水位が少し下がって フィルターからの吐出口が水面より上にでてきたら、このカップを使って 一定秒数 吐出口からの水を受けます。

例えば、「5秒間で400ml」だったとすると、1時間(3600秒)で288,000ml、つまり 288L/h の流量 ということになり、水槽の水量が 50L なら 1時間で 約6回転していることになります。

フィルター流量維持の重要性」でも書いた通り、底床を敷いてある水槽の回転数は 1時間に 5~6回転、ベアタンクの場合は 1時間に 7回転以上 が適正と言われていますので、これを目安にチェックし維持していけばいいと思います。

水槽の回転数とフィルター(/ポンプ)の選び方

上項に書いた「水槽の回転数」は、魚の過密度が適切な場合の値です。

過密気味に飼育している場合や 排泄量の多い魚の場合などは、それに応じたポンプ能力のものを選ぶ必要がありますね。

特に、アクアリウムを始めたばかりなどの場合、水槽サイズに合わせてフィルターを選びがちですが、重要なのは

エサの量(=フンの量)に応じた回転数

です。

フィルターの方式(上部、外部、外掛け、底面、投げ込み、・・・)に関わらず、排泄物を十分に濾過できるクラスのものを選ぶことが重要です。

最後に

価格が安いという理由で 簡単な構造のフィルター(スポンジフィルターや投げ込み式フィルターなど)を選ぶケースがありますが、このようなフィルターこそ、濾過能力を見極める目 や 適切なタイミングで適切なメンテナンスができる技術・経験 が必要です。

生き物を扱っている以上、「技術・経験がないから・・・」では済まされないことが多いですから。

フィルターに限らず、技術や経験が不足しているなら、

その不足分を十分に補えるスペックの飼育器具を選択する

のは 飼育者の義務だと思っています。

フィルター流量維持の重要性

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icon透明計量カップ 500ml
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iconエーハイム クラシックフィルター 2213
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iconエーハイム クラシックフィルター 2215 ろ材付きセット
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icon50Hz エーハイム クラシックフィルター 2217-NEW 東日本用
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icon60Hz エーハイム クラシックフィルター 2217-NEW 西日本用
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