水合わせで注意するのは「pHショック」だけじゃない(追記-2)[重要]

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水合わせ TDS pH GH

水合わせで注意するのは「pHショック」だけじゃない」および その「(追記)」の記事で、

よく言われている「慎重な水合わせ」というのは、主に、自分の水槽がまだイマイチのときやショップの水質との差が大きいときのやり方ですね。
信頼できるショップで買っていて、特殊な水槽(水質)・特殊な性質の生体でないなら、「水温とTDS値をだいたい合わせて短時間で終わり」でOK(なはず)です。

と書きましたが、重要なポイントが抜けていたので再度追記します。

重要なポイントとは、

pH7.0以上での水合わせは要注意!!

です。

下記のような場合は、pH値に大きな差がなくても アンモニア中毒 に注意する必要があります。

  • ショップの水が pH7.0未満 で 自分の水槽の水が pH7.0以上 の場合、つまり、水合わせ中に袋の中の水が pH7.0 を超えていくような場合
  • ショップの水も 自分の水槽の水も pH7.0以上 の場合、つまり、既に水合わせ前から pH7.0 を超えている場合

pH7.0未満で無毒になっているアンモニウム(NH4+)は、pH7.0以上で猛毒のアンモニア(NH3)に変わります。
(厳密に言うと、pH値と水温によって アンモニウムとアンモニアの比率が変化しますが、ざっくりで「pH7.0が境目」としています)

ショップから自宅に持ち帰っている間や 通販での長時間の輸送など、袋の中で魚は多少なりとも排泄物を出していますが、袋の中には生物濾過装置はありませんので、輸送時間が長いほど アンモニアまたはアンモニウムの濃度は高くなります。

ですので、自宅に持ち帰ったとき、

  • 袋の水が pH7.0以上なら既にアンモニア中毒が起こっている可能性あり
  • 袋の水が pH7.0未満でも 水合わせ中に pH7.0を超える場合は その時点でアンモニア中毒が起こる可能性あり

ということになります。

排泄は輸送中の出来事なので、ショップの水槽や自宅の水槽の生物濾過が出来上がっているかどうかには関係ありません。

また、ご存じの通り、輸出業者や問屋が出荷前の数日間 魚にエサを与えないのは アンモニア中毒による輸送時の死亡率を下げるためですが、ショップの販売水槽に入っている魚にそういうことはできないので リスクとしては高めですよね。

これらの理由から、ショップや自分の水槽が pH7.0以上の場合は、水合わせ前に必ずテスト試薬を使ってアンモニアとアンモニウムの測定をして、検出されたらそれを中和してから水合わせを行うことを 強くおすすめ します。

グッピー、プラティ、メダカ、金魚 などの中性または弱アルカリ性を好む魚の場合は 一般的には pH7.0以上になっているでしょうから、特に注意が必要ですね。
(当たり前ですが アフリカンシクリッドや海水魚はもちろん弱アルカリ性です)

上記の注意点「pH7.0以上での水合わせ」に あてはまるような場合は、アンモニアやアンモニウムを中和させるもの(中和剤)を使うのが一番簡単で安全です。
(逆に、水合わせの際に 中和剤を使わずに素早くこれらを取り除く方法は思いつきません)

こういった中和剤は 自分の水槽で十分な生物濾過を維持できていると「そういうものは要らない」と思われがちですが、上記のようなケースの水合わせや突発的な事故(フィルターの故障など)で必要になりますので、いつでも使えるように 常に持っていたいですね。

水合わせ時のエアレーションやアンモニア中和など (初級者向け)

水合わせ:点滴法のデメリット(気になる点)

P.S.
輸送時間がかなり短い場合(=排泄物がごく微量)は アンモニア中毒が起こる可能性は低いですが、ゼロではない と疑って 安全サイドに倒しておくことをおすすめします。

P.S.2
テトラ社のアンモニア試薬は薬事法の関係で取り扱い終了となったようです。
ウチではセラ社のものを常備しています。

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iconNH4/NH3(アンモニア)テスト 15mL 淡水海水用
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iconアクアチューナー 50ml 淡水用 水質調整剤
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iconAIネット pHモニター P-2
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