水合わせのやり方は人それぞれだとは思いますが、いわゆる “点滴法” のような「水槽の水を点滴し続けていく水合わせ方法」(増えた分を捨てないやり方)について、個人的に感じていることなどを書きたいと思います。
私は点滴法での水合わせはしないので 推測での話しになります。また、ビーシュリンプなどの繊細なエビ類に関しては経験がないので除きます。
点滴法に対しての賛否はいろいろありますが、基本、どういうものにもメリットとデメリットの両方があるはず、と思っていました。
ですが、この点滴法、自分にとっては どう考えても メリットが見つからない んです。
自分のやり方に固執しているわけではなく、いろいろなやり方の良い点は吸収していこうというスタンスに変わりは無いんですが…。
あ、この記事で言っている「メリット」「デメリット」は、あくまでも 生体からみた視点 です。
水合わせの作業をする人間が「面倒だ」とか「ラクだ」とかの話しではありませんので誤解なさらないようお願いします。
ということで、結果として デメリット、と言うよりは 気になる点 だけ書くという形になってしまいますね、今回は。
- 水槽とほぼ同じ水質になるまでに多くの飼育水が必要で、その分 時間もかかる
- 水合わせ中に排泄されたアンモニアなどの有害物質が捨てられることがない
- 水温が水槽の飼育水と合わない(室温が飼育水温とほぼ同じ場合を除く)
- 水合わせ中に魚の状態がよく観察できない(特にエラの動きや呼吸)
- エアレーションしていないケースが多いけど酸欠は大丈夫か
が特に気になります。
私は(なぜか)水質に敏感な種類の魚を買う(飼う)ことが多いので、そういう場合は慎重な水合わせをします。
- 魚の種類や状態、ショップに居たときの水質によっては、その水のpHと硬度(GH)を計っておく
- 透明なプラケースにショップの水と魚を入れて、導入する水槽に浮かべる → 粘膜保護剤を入れて 弱めにエアレーションする
- プラケースの水を小さいコップで少しすくって捨てる (量はショップの水質との差で決める)
- 捨てた分と同量の飼育水をプラケースにゆっくり入れる
- 魚の状態をよく観察(特にエラの動きや呼吸)しながら、一定時間置く (時間は状態を見て判断)
詳細は、「水合わせで注意するのは「pHショック」だけじゃない」の記事に書いていますが、
(2)~(4)を繰り返すことで、水温・水質が徐々に近づいていき、同時に水合わせ中に出た排泄物やアンモニアなども捨てていく、というやり方です。
点滴法は、このやり方の ほぼ真逆 にしか思えないんですよね。
うーん、分からない。
点滴法のどこが優れている(=生体に負担を掛けない)のかが、今の自分には分かりません。
特に、魚の状態も見ずに「○分に○mlずつ点滴すればOK」などという記事は明らかにおかしいなと思います。
大事なのは水の量や点滴のスピードではなくて 魚の状態ですよね。
水合わせは、
いかに生体に負担(ストレス)を掛けずに飼育水に慣らすか
が肝だと思っているんですが…。
異論がある方もいらっしゃるかと思いますが、個人的な感想・意見ということでご容赦ください。
水合わせで注意するのは「pHショック」だけじゃない(追記-2)[重要]
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