脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法(その2):マトリックスの適切な量

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シーケム・マトリックス

脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法」の記事で、「シーケム(Seachem) マトリックス(Matrix)」というろ材が非常に有効であることを書きました。

マトリックスは、中心部にいくにしたがってその過程で酸素が消費されて減っていくように作られています。

つまり、表面は硝化バクテリアの住処、中心部にいくにしたがって通性嫌気性バクテリアの住処、という形です。

このマトリックス、使ってきた経験から、これを使って脱窒作用を必要かつ十分に(=コスパ良く)働かせるためには、量と場所がポイントだと思っています。

結論から言うと、量が多すぎると「ろ材の性能を 効率よく(←ここが大事) 発揮できず、お値段高めなのでもったいない」ということです。(多すぎても濾過不足になるわけではないので、お財布に余裕があれば問題はないですが)

私は、外部フィルターの前段に通常(=安め)のリング状ろ材(硝化用)をたっぷりと、そして後段に適量のマトリックス(硝化用(サブ)+脱窒用)、という形にしていて、このようにすれば 前段でそれなりの量の酸素を消費してくれるので 後段のマトリックスが効いてくる、という想定でやっており、結果 これでうまくいっています。(途中のプロセスが本当に想定通りなのかは不明)

マトリックスのパッケージ裏側の説明書きには「400Lに対し1~2Lを使用」と書かれていますが、これ、通常の60cm規格水槽(約50L)だと 125(魚少なめ)~250(魚多め)mlでOK ということですね。
(通常のリング状ろ材などと比べると かなり少なめな印象ですが、それだけ多孔質ということなんでしょう)

これを外部フィルター内の後段(硝化バクテリア用ろ材より後ろ)に入れるだけです。

これでコスパ的にも通性嫌気性バクテリアの働き的にも、マトリックスの性能を十分に発揮できると思います。

脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法

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