水草水槽やっててやっぱり困るのが黒ヒゲですよね。
これをやれば絶対無くなる!、というのはまだハッキリとは分かっていないのですが、「リン」「照明の光の “ある部分の波長”」「カリウム(K) と マグネシウム(Mg) カルシウム(Ca) とのバランス」くらいが主なポイントでしょうか。
黒ヒゲとの戦いは、この趣味を始めた頃からの永遠の課題(終わりなき戦い)みたいなものですね。
対策の一つとして一番手っ取り早くできるのが「リンを減らすこと」なので、いろいろ試行錯誤しているところです。
そこで、最近になって、「公益社団法人 日本水道協会」というところが各浄水場の水質検査結果を公開してるという話しを聞き、早速調べてみました。
想像していた量よりも多めに硝酸イオンやリン酸イオンなどが含まれてるんですね。
このような状態では この水で水換えしたってイマイチだなぁと思いました。
窒素(N)、リン(P)、カリウム(K) のうち、勝手にどんどん減っていくのがカリウムで、水換えや脱窒作用によって減らせるのが窒素(硝酸イオン)、何もしないと基本貯まっていくばかりなのがリン(リン酸イオン)、ですよね、大雑把に言うと。
もちろん、マグネシウムやカルシウムも水草によって消費されていきますが、肥料の話しはまた別途。
私が管理している水槽では 脱窒作用がうまく機能している ので、まず最初の狙いはリン酸イオンです。
ただ、さっきの水道水質データベースを見てしまった結果、リン酸以外もの、ケイ酸やらナニやら要らないものも多く入ってることがどうしても気になってしまい、2~3ヶ月悩んだ結果…
買っちゃいました、マーフィード エキスパート マリン Z 150。
購入にあたって どのくらいの生産量のものを選ぶかについては、生産量の違いによる価格の差があまり無い(生産量が2倍でも価格差は 2,000円くらい)ことと、RO浄水器の生産能力は元々あまり高くないことを考慮して、なるべく生産量の大きいものに決めました。
[charm楽天市場店] マーフィード RO浄水器 逆浸透膜 エキスパートマリンZ 150 生産量 570L・日
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私の住んでいる地域は水圧がかなり低く、加圧ポンプ経由でも、週イチの水換え用のRO水約130Lを作るのに 真冬で 6~7時間くらい、水温が上がっても 5時間くらいかかるのですが、魚と水草とその後のいろいろな手間を考えたら、買って良かったと思ってます。(もう戻れません)
やはり、魚の動きや水草の成長が違うような気がします。
気がするだけ、かもしれませんが、なんと言っても水換えした本人の気分が全然違います。
「なにか要らないものが入ってるかも」の水をそう思いながら使うのと、RO水をベースに必要な要素(ミネラルや微量元素とか)を自分のコントロール下で作ることができるというのは、精神衛生上も全く違いますね。
もちろん、飼っている魚、育てている水草 によって、また、ご自分の地域の水道水の水質で問題ない場合は RO浄水器は不要です。
なお、もし買うのであれば、「エキスパート フレッシュ」より「マリン」のほうを個人的にはおすすめします。
「フレッシュ」のほうは、結局 どんな成分がどのくらい残存するのかが分からない という意味では、「なにか要らないものが入ってるかも」の疑いが完全には消えませんので、よりスッキリしたい方は「マリン」のほうがいいですね。
ちなみに私は、RO水に「KENT リキッドROライト(※)」と「KENT ディスカスエッセンシャル」などを加えて、水を作っています。
※:後日、「セラ ミネラルソルト」に変更しています。
「KENT ディスカスエッセンシャル」は、ディスカスだけではなく アピストやカラシン全般などにおすすめの微量元素補給剤です。
なお、RO浄水器を使ってると言っても、濾過フィルター内にリン酸吸着剤(除去剤)は常に入れています。(エサから毎日出ますから)
でも、リン酸吸着剤を新品に変えると pHが若干上昇するんですよね。
この話しは「リン酸吸着剤でpHが上がる??」の記事に書いていますのでご参考まで。
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