脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法

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みりん 脱窒

私が管理している淡水水槽の硝酸イオン(NO3)濃度は 常時「10mg/L前後」に抑えることができています。

「脱窒作用」を調べようとして検索すると、非常にたくさんのサイトがヒットしますね。

いくつかのサイトにも書かれていますが、底床の嫌気層・嫌気域、あるいは、嫌気濾過専用ボックスといった、嫌気専用区域(無酸素状態がずっと続いている場所)を人為的に設けるのは危険性が高い、というのは大まかには理解できています。

ただ、安全に脱窒させるにはどうしたらいいのか、どういう条件でどういう菌が何をしているのかといった詳しい仕組みは私のような素人には分かりません。

そこで 私は、そういう微妙な調整を「ブラックボックス的に」勝手にやってくれるろ材として「シーケム(Seachem) マトリックス(Matrix)」を使っています。

結構お値段高めですが、メンテしていればずっと使えますし、脱窒作用も考えるなら今のところこれに代わるろ材はないと感じています。(私が他のろ材を知らないだけかもしれません)

硝化専用ろ材は リング状セラミックでもエーハイムなどの純正ろ材でももちろん問題ないですね、私もマトリックスと併用しています。

マトリックスは 大小様々な石状のものなのですが、中心部にいくにしたがってその過程で酸素が消費されて減っていくように作られているとのこと。

つまり、表面は硝化バクテリアの住処、中心部にいくにしたがって通性嫌気性バクテリアの住処、となるようです。

マトリックスを「流れの早い場所に設置してください」と説明書に書いてあるのはそういう理由なんですね。

同じシーケムから出ている「デ・ナイトレイト」は「水流の緩いところに置く」ことになっているので、水流の緩いところが水槽内の一部分くらいしかない場合は、デ・ナイトレイトの効果を最大限には発揮させられず、マトリックスに変えたらうまくいった、という経緯もあります。

流量がかなり少ないフィルター(小型外部フィルターとか外掛け式フィルターの流量を絞るとか)でなら デ・ナイトレイト の効果はあるのではないでしょうか。

では、バクテリア剤はというと、通性嫌気性バクテリアそのものが含まれているものが、バイコム21PD や シーケム(Seachem) スタビリティ(Stability) です。

これをずっと入れ続ければいいのではないかとも思いますが、入れる量・頻度が適切かは人間には分からないので、各種バクテリア同士の繁殖バランスは自分達(バクテリア達)でとってもらうのが一番です。

ですので、「バクテリアの元」はたまに少量入れるくらいで、通常は、通性嫌気性バクテリアに必要なもの(=エサ的なもの)だけ与えてやればいいと思っています。

通性嫌気性バクテリアに必要なものの一つは炭素ですが、通常、水槽内で炭素源は自然に増えたりしないので、私のところでは みりん(→糖分もアルコールも炭素が含まれている)を人為的に入れています。

炭素源として使えるものならいいようですので、砂糖だけでやっている人、アルコールだけでやっている人、いろいろいらっしゃるようです。

私がなぜ「みりん」を使うのかというと、「砂糖とアルコール、両方入ってるから好きな方使ってね」という意味と、計量しやすい、危険物じゃない、料理にも使えるのでムダに余ったりしない、などの理由からです。

念のためですが、「みりん風味の調味料」ではダメです。本物の「本みりん」じゃないと。

あと、バクテリアの急激な増殖によって水が白濁する場合がありますので、最初の2~3週間は ごく少量から初めるのがコツです。(ごく少量でも ほんの少し濁った感じが3週間ほど続くことがあります)

そのうちバクテリアのバランスがとれてきて水も澄んできたら、安定したと判断してよいと思います。

現在は、80L水槽に毎日0.5mlを入れています。

これで適切な量・頻度なのかは自分でも分かりませんが、もう1年ほどこれでうまくいっているので、とりあえず現時点ではこのままでいいのかなと。

これも、毎日やるという人と、週イチでいい、月イチでいい、と 人それぞれです。

環境やエサの量など皆さん違いますし、長く続けていれば、自然と「自分のやり方」ができてくると思います。

脱窒作用に必要なものをまとめますと、

  • 通性嫌気性バクテリアが棲めるろ材:
    マトリックス or デ・ナイトレイト or その他好きなもの (そのろ材を通る流量でいずれかを選択)
  • 通性嫌気性バクテリアが含まれているバクテリア剤:
    スタビリティ or バイコム21PD or その他好きなもの (お好みで選択 または 併用) (→ 脱窒作用の立ち上げ初期のみ必要)
  • 通性嫌気性バクテリア用の炭素源:
    みりん or 砂糖 or アルコール など (お好みで選択 または 併用)

となります。

なお、「通性嫌気性バクテリアの元」は、スタビリティ(硝化バクテリアも含まれています) と バイコム21PD のどちらがいいのかは、まだ分かりません。

バイコム21PD は長年使ってきているので信頼できるものと実感していますが、スタビリティのほうは使い始めたばかりなので、コスパも含め 今のところは様子見です。

P.S.

水換え頻度を少なくするために脱窒させているわけではないので、硝酸イオン濃度が低いからといって水換え不要にはなりません。ご注意を。

定期的な水換えが必要な理由

脱窒作用:エサとみりんのバランス

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脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法(その2):マトリックスの適切な量

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脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法:現状報告(その1)

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硝酸イオン濃度が高いときに真っ先に見直すべきこと

脱窒作用:硝酸イオン濃度を下げる方法:現状報告(その2) みりん不要条件

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