pH計は常時測定型が面白い(追記-2):良い点・悪い点

pHモニター P-2

以前の記事「pH計は常時測定型が面白い」で、

今 ウチでは、「AIネット pHモニター P-2」を使っています。最初は M社のものを使っていたのですが、数値がよくズレるのでやめました。校正も手動(マイナスドライバー)で面倒だったですし。
ネット上ではM社のものが人気ありそうな感じですが、両方使ってみて、やはり P-2 のほうが安定性・精度が高いと感じています。

と書きましたがその追記(その2)です。

「AIネット pHモニター P-2」を長らく使ってきて感じた、良いところ1点、悪いところ1点、を付け加えますね。

◆良いところ:表示が小数点第2位まである

「そんなに要らないよね」と思うかたもいらっしゃると思いますが、小数点第2位まで正確に知りたい、という訳じゃないんです。

値を見るという意味では もちろん「小数点第1位」までで十分なんですが、第2位まであると「pHの動きを早めに知ることができる」んです。

例えば pH7.0 と表示されていたとします。
この 7.0 の水質は この後、6.9方向(酸性側)に行こうとしているのか、逆に 7.1方向(アルカリ性側)に行こうとしているのか、というのが、第1位 までしかないpH計の場合は、6.9 または 7.1 になってみないと分からないんですが、第2位 まであるpH計の場合は その値そのものがピッタリ正確じゃなくても「どっち方向に行こうとしているのか」がすぐに分かります。

実際は pH7.0 が 6.9 になろうが 7.1 になろうがそんなに大したことではないんですが、pHの低いシクリッドなどの飼育・繁殖の場合、pH5.0台 の水質がどっち向きに動こうとしているかは かなり気になるんですよね。

ですので、中性付近または中性寄りの弱酸性の魚や水草の場合は「第1位」までで十分(または pH計自体 無くてもOK)ですが、中性からかなり離れた水質で管理している場合には非常に重宝します。

特に TDS や KH が低い場合は 些細なことで pH が簡単に変動しますから、そういった水質の水槽向きでしょうか。

あと、この「小数点第2位の動き」を一度体験してしまうともう戻れない感じですね。
エサあげただけで下がるし、照明消したり エアレしたりでいろいろ変わるし、そういうのを見ているのが楽しいし勉強にもなるし というのも非常に大きいですね。(←最近ではどちらかというとこっち)

◆悪いところ:取り付け用の吸盤(キスゴム)がダメになるのが早い

これはキスゴムの材質の問題ですね。

透明なキスゴムって、すぐに硬くなって吸い付かなくなりますよね。

やっぱりキスゴムはエーハイムのものが一番長持ちします。

で、このpH計の電極棒にエーハイムのクリップ付き吸着盤を付ければいいじゃん、と思ったんですが、なんと、電極棒の根元と先端付近で直径が違うんですよ。(というのを今頃知りました)

電極棒の根元は直径12.3mm(↓)

pHモニター P-2 根元径

電極棒の先端付近は直径11.9mm(↓)

pHモニター P-2 先端径

エーハイムのクリップで適合しそうなのは「9/12mm」か「12/16mm」なんですが、電極棒の先端付近だと「12/16mm」ではブカブカになってしまいます。

ウチは最近ではアクリル水槽を使うことが多い(→サイズを自由にオーダーできるので)んですが、アクリル水槽には補強用のフランジがあるので pH電極を付けるとどうしてもナナメになり、電極棒の先端付近にキスゴムを付ける形になります。

ですので、ウチではエーハイムの「9/12mm」のクリップ付きキスゴムを先端付近に固定しています。
(根元で固定できる水槽(オールガラスなど)の場合は「12/16mm」でOK!)

できれば 他社のpH計のように、ブラケットみたいなもので設置する方式のほうが取り外しなどもしやすくていいんですが。
(流用できたとしてもその部分だけ売っているわけではないので入手は難しそうですね、やはり自作ですかね)

ということで、良い点・悪い点を書きましたが、個人的には良い点のほうが圧倒的に上回っていますし 悪い点も解決策がいくつもありますので、今のところは「pHモニター P-2」の一択ですね。

[雑談]
昔はpH計なんて研究用(理化学用)しかなくて超高価だったし、pHを測るといえば「試薬」か「pH試験紙」を週イチとか月イチとか、面倒くさくなってくると何ヶ月も測らないなんていうことも普通でしたが、それでもそれなりに死なせることなく飼えていて、たまには産卵・繁殖もしていたので、pH計が無かったら魚が死んじゃうかといえばそんなことは全然なく、広く見れば必需品ではないですね。(超低pHのワイルドアピストなどは除く)

今ではなんとか無理すれば手の届く価格になってきました(それでも高いです)し、持っていれば便利かそうじゃないかと言われればもちろん便利なんですが、pHの値に振り回されて右往左往していては 趣味として本末転倒なところもある(そういうのが好きな人は除きます)ので、pH計とは「適度なお付き合い」がいいんじゃないかと。

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iconAIネット pHモニター P-2
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iconエーハイム クリップ付吸着盤(直径9/12) 2個入り
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