近くのショップに自分が欲しい魚が入荷しないという理由で 最近は専門店の通販を利用することが多くなりました。
死着保証の有り無しとは関係なく、到着した箱を開けて魚の状態を確かめるときの「大丈夫かなぁ」という不安な気持ちは、通販を何度経験しても慣れないものです。
さて、
届いた魚の状態があまり良くない、
死んではいないけどかなり弱っている様子、
なんとか立ち直って欲しいという気持ちで水合わせ
というのは 通販で購入したことがある方なら経験されているかと思います。
輸送時に弱ってしまう原因は、
- 水温異常(高すぎ/低すぎ)
- 振動によるストレス
- 酸欠
- 自分の排泄物によるアンモニア中毒
などが考えられますね。
上記が原因と仮定すれば、対策は、
- 水温を適温にする(ただし徐々に)ために水槽に浮かべる、または、水合わせを開始(まずは温度合わせのみ)する
- エアレーションする(ただし水流は弱く!!)
- アンモニア中和剤を入れる
になります。
ここで、水流が強くならないようにエアレーションするには、
エアストーンを水深の深いところに置かない
つまり、
水面付近で強くエアレ
とするのが良いですね。
酸素供給は水面を揺らせばいいだけですし、強い水流も起きません。
で、ようやく本題です。
私の経験では、上記の他に 下記の2つをプラスすると、
生存率(復活率)が確実に上がります。
- 粘膜保護剤:規定量の1.5倍
- テトラバイタル:規定量の1.5倍
ただ、テトラバイタルの成分が公開されていないので、どういう理屈で生存率が上がるのかは この部分だけ推測になってしまいますが、
テトラバイタルによる浸透圧の調整(?)
ではないかと思っています。
以前からこのブログで書いているように、浸透圧に直接的に影響する
適切な硬度(GH)にすることの重要性
が、弱った魚の立て直しにも関係しているのではないかと…。
「ビタミン剤のコスパ比較と使用感:テトラ・バイタル vs セラ・フィッシュタミン」の記事では、ビタミン剤としてのコスパは セラ・フィッシュタミン のほうがいいですねという内容でしたが、上記の使い方では テトラバイタルもなかなか使えるなという印象です。
テトラバイタルには セラ・フィッシュタミンにはない成分(ビタミン以外のもの)が入っていると考えられますね、想像ですが。
テトラバイタルの成分、どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら コッソリと教えていただけると嬉しいです。
ということで、
- 適切な水温
- 強めのエアレーション(ただし水流は弱く)
- アンモニア中和剤
- 粘膜保護剤
- テトラバイタル
の合わせ技の効果はなかなかのものなので、機会があれば是非試していただきたく思います。
(そういう機会がないことが一番なのですが…)
水合わせで注意するのは「pHショック」だけじゃない(追記-2)[重要]
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